過剰摂取に注意?ルテインの1日あたりの摂取量と上限
体に必要な栄養であっても、1日あたりの推奨摂取量や上限が決まっています。
例えば、目の粘膜の健康を保ったり抵抗力を高めるレチノールであっても、過剰摂取すると睡眠障害や脱毛、めまいや吐き気などの症状が起こります。
では、目の健康に必要なルテインの1日あたりの摂取量や上限はどのぐらいなのか、また過剰摂取による害はあるのでしょうか。
必要なルテインの摂取量を通常の食事では補いきれない
ルテインの1日あたりの推奨摂取量は、6mgから10mgとされています。
ただしこの量は、将来的に目の病気やトラブルを防いだり、かすみ目などのトラブルを改善するぐらいの効果しかありません。
すでに、何らかの目の不具合がある場合は、10mg以上を摂取した方が良いと言われています。
ルテインは緑黄色野菜などに含まれていますが、含有量が少ないので、普通の食事では1日に3mg、多くても5mg程度しか摂れません。
ですので普通の食事を食べているだけでしたら、過剰摂取になる心配はないと言えるでしょう。
逆に、食品からだけでは補えきれない栄養素ですから、目の健康維持のためにはサプリメントを活用する必要があります。
ルテインの摂取可能量は体重×1〜2mgです
また、ルテインは体重1kgにつき1mgから2mgまでは摂取可能で、これが上限となります。
つまり体重が50kgであれば50mgから100mg、60kgなら60mgから120mgまで摂取しても大丈夫ということです。
これだけの量は、普通ではなかなか摂れませんし、サプリメントであってもかなり服用しないと、この量を超えることはありません。
そのため、基本的に過剰摂取に注意する必要はないのですね。
ただ、目のトラブルの度合いによっては、早く治すために一度にたくさんのルテインサプリを飲んでしまうこともあるでしょう。
それでもルテインには過剰摂取症状がないので、上記一般的な常識の範疇であれば、飲みすぎても問題ありません。
現在のところ発表されている学術論文によると
ルテインの摂取量について、現在のところ発表されている学術論文によると、奨励される摂取量については定められていません。
眼疾患に対する予防的効果については、1日6mg〜12mgと言われており、眼の疾患への治療効果として摂取する場合には、1日20mg〜40mgの量が望ましいと報告されています。
これはフリー体ルテインを基準にして換算された量になります。
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