飛蚊症の症状はルテインによる改善の効果があるのは本当？

晴れ上がった青空や真っ白の壁などを見ると、ごまのような黒い粒や糸くず状の黒い線が見えるという方は飛蚊症かもしれません。

飛蚊症の症状は、対象物によって現れたり現れなかったりするのでとても厄介です。

そんな厄介な症状に効くと言われるルテインですが、本当に改善の効果はあるのでしょうか。

飛蚊症とは、名前の通り目の前を蚊が飛び回っているように見える症状です。

蚊のようなものは、黒い粒つぶだったりたばこの煙のような状態だったり、虫状のものなど人によって見え方は異なります。

もちろん実際に蚊が飛んでいるわけではなく、自分の目による錯覚です。

こういった錯覚が起こるのは、水晶体の裏側にある硝子体というゼリーのような組織が濁ってしまっているからです。

硝子体は眼球の奥の網膜にくっついていて、眼球の形を保ったり、入ってくる光を屈折させる働きをしています。

この部分が濁ると、入ってくる光の屈折に異常が起こり、黒い点や虫のようなものが見えます。

飛蚊症は加齢など生理的な変化によって発症しますが、紫外線やブルーライトを浴びて活性酸素が発生することも原因となります。

目に活性酸素が大量に発生すると、ダメージのせいで目の繊維が破壊されます。

この繊維の残骸が硝子体の中に入り、網膜に映し出されると黒い点などが見えてしまうのですね。

近年は紫外線が強くなっていますし、スマホやパソコンなどでブルーライトに長時間さらされてしまうことが多いので、年齢に関わらず飛蚊症が発症しやすくなっています。

この状態を改善するには、抗酸化作用によって活性酸素を取り除かなくてはいけません。

その働きをしてくれるのがルテインです。

抗酸化物質はいろいろありますが、ルテインは目に直接届いて働くという特長があります。

優れた抗酸化作用を持つルテインを摂取すれば、目に発生した活性酸素を取り除いてくれるので、飛蚊症の改善や予防の効果が期待できるのです。

ただし、飛蚊症は網膜剥離の前兆で起こることもあります。

網膜剥離の場合、対処が遅れると失明することもあるので、ルテインを飲んでも治らない場合は眼科を受診しましょう。

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