ルテインと白内障は関係があるの?予防や改善に役立つ栄養素
スマホやパソコンの普及によって、現代人の目は昔よりも長時間酷使されています。
また、紫外線量も年々増えているため、ブルーライトと紫外線のせいで光老化が促進され、年齢に関わらず白内障になるリスクが高くなっています。
そんな白内障の予防や改善に役立つと言われているのがルテインです。
白内障と診断されたらは眼科へ
白内障は、眼球にある水晶体が濁る目の病気です。
普通ならくっきりと輪郭が見える状態であっても、白内障になると曇りガラスを一枚挟んでいるようなぼんやりとした画像になってしまいます。
視界の見え方は、濁ったりまぶしかったりといろいろですが、いずれにしてもものがはっきり見えなくなるのが白内障です。
初期段階であれば特に問題はないものの、進行するとすべてがぼやけてしまうため、日常生活に支障が出ることもあります。
白内障の原因は、一般的には加齢によって水晶体のタンパク質が酸化することだと言われています。
しかし、紫外線やブルーライトを浴び続けていると、目の中に活性酸素が大量発生してしまうので、若くても水晶体が酸化して白内障が発症することがあるのです。
白内障は自然に治るものではありませんから、放置しておくとどんどん視界がにごり、最終的には手術が必要となるため早めの対策が必須です。
ルテインは白内障の予防や改善として役立てるのが良い
その対策としておすすめなのがルテインの摂取です。
ルテインは、網膜全体と水晶体に多く含まれる栄養素で、網膜と水晶体の働きをサポートしています。
このルテインには、活性酸素を無害化する抗酸化作用もあるので、たくさん摂取をすることで白内障の予防や改善に役立つと言われています。
実際に、ハーバード大学の研究においても、ルテインの含有量が高いほうれん草を食べ続けるという研究において、白内障の発生率が大幅に減少したことが確認されています。
ルテインはもともと水晶体に含まれる成分なので、予防はもちろん既に白内障を発症している場合でも効果が期待できるのですね。
ブルーライト社会においてはしっかりとした予防が大事
白内障は高齢の方が発症するもの、と言うイメージがあるかもしれません。
しかし近年は何歳であっても発症するリスクがあるので、ルテインでしっかり予防してクリアな視界を守りましょう。
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